飲食業界で働く方の多くが目標にする「独立開業」。
独立すると決めてから実際経営に至る中で起こる問題を質疑応答形式でお答えします。
2017年11月掲載
忘年会シーズン到来!どのような準備をすれば良いのでしょうか?
備えあれば憂いなし!今年こそしっかりと準備をして忘年会予約を獲得したいと思います。どのような準備が必要ですか?(居酒屋オーナー/42才/男性)
幹事さんへの安心感・信頼感の創造が最重要!
忘年会では、幹事さんから安心感と信頼感を獲得することが最大のポイントです。そこで、以下に留意して準備をしましょう。
- (1)狙いを絞る!
昨年の実績や最近よく来るお客様など明確にターゲットを絞り込み、その方々の連絡先をリストアップ。
- (2)興味を持たせる!
その方々の会社の事業内容や所属する方々のお顔、最近の利用状況や様子などを思い起こしながら最適な忘年会メニューを考える。ターゲットを明確に絞り込む独自企画立案がポイント。具体的にターゲット設定することで具体的提案ができる。また、それを流用して一般のお客様にも訴求可能。 - (3)メディアを作成する
(A)メール文章、(B)チラシ/リーフレット、(C)ポスター/店頭POPなど、自店で活用できるツールを作成。SNSにも投稿するため、写真やイラストを活用。
メールは個別、ポスター/店頭POPは一般に訴求できる内容にアレンジ。 - (4)注文させる!
作成したツールでターゲットに紹介・告知して予約獲得に繋げる。
「良い提案をありがとう、予約しなきゃ!」という気持ちにさせるのがポイント。 - (5)安心させる!
事前に以下を丁寧に案内、安心してもらう。 ・利用時間:集合時間前の早めの来店でも店内にお招きしたり、お開き後にゆっくりしてもらったり、他のお客様にも迷惑のかからない方法を考える。 ・変更時期:人数/予算/料理内容などの変更の対応可能期日を予め伝え、締切日3日前と締切日当日に連絡して確認することが望ましい。 ・アクセスマップ:地図アプリやグルメサイトのものを流用しても良いので、わかりやすい地図を用意する。 ・ご要望:座席/音響機材/持ち込み可能品などのご要望に柔軟にお応えする。 ・領収書:予めお名前や名目などを確認しておく。 - (6)満足させる!
自慢のお料理と気の利いたサービスでお客様を満足させることに徹底!
そのためには、本来、貸切が望ましい。