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将来自分のお店を持ちたい人の「飲食店経営 Q&A」

飲食業界で働く方の多くが目標にする「独立開業」。独立すると決めてから実際経営に至る中で起こる問題を質疑応答形式でお答えします。

飲食業界で働く方の多くが目標にする「独立開業」。
独立すると決めてから実際経営に至る中で起こる問題を質疑応答形式でお答えします。

友人から起業の誘いを受けています。

大学の同級生だった友人から一緒に起業しようと誘われ、悩んでいます。友人がオーナー社長で私は副社長です。友人は複数の会社経営者で食べ歩きや料理が趣味ですが、飲食業の経験がないため、外食コンサルタントの私に店舗を取り仕切って欲しいというのです。コンサルタントの報酬に不満はありませんが、将来に不安を感じています。また、友人と一緒に会社経営をすることにも不安があります。このオファーは受けるべきでしょうか?(外食コンサルタント 40才 男性)

報酬やポジション以外の大きな目的があるなら挑戦する価値はあるでしょう。

友人との起業にはいくつかポイントがあります。それをクリアしていなければ、お互いのやり方や考え方に相違がでて、いつかは袂を分かつことになります。一緒に起業すると言っても、副社長といえ「雇われの身」に変わりはありません。報酬やポジション以上に店舗経営する自分なりの目標・目的をハッキリしておくことが必要です。以下の判断ポイントを確認してみましょう。

  1. 同じ心意気や目標をもって起業するのか?
    夢や目標を1つにして「さぁ、一緒に起業しよう!」というのなら、力強い“同志”として友人はビジネスパートナーとなりえます。しかし、今回は自ら望んだ起業ではなく、声をかけられたことがきっかけです。友人である社長が考える目標や意気込みをしっかり聞き、またあなた自身の意気込みや目標も相手に知ってもらい、互いの夢や目標をサポートし合える関係かどうかを事前に話合うことが必要です。
先輩経営者からのアドバイス そもそも起業とは「自らの魂の叫びを具体化していく」ようなものです。友人から声をかけられて始めるようなものではありません。ご自身のやりたいことで起業するのならまだしも、そうでなければ、それを見つけるまで今の仕事に留まるべきでしょう。人生は貴方自身で切り開かなければ!
  1. 役割は違っても同じように汗をかけるのか?
    社長と副社長は役割だけの違いですから、夢や目標があってそれに情熱をかけられるのであれば、役職にこだわる必要はないかもしれません。しかし、今回は明らかにオーナーと被雇用者という構図が成り立っています。貴方だけが汗をかく可能性が高く、そうなることも厭わず自分の目標に向かって動く気持ちがあるかどうかを自分自身に問うてみましょう。
  2. イコールパートナーとしてやれるのか?
    資本金や投資のことだけではありませんが、Coパートナー(共同経営者)であれば積極的に貴方も経営に関与してください。しかし、今回は友人がオーナー社長ということは、貴方は友人の部下になるのです。それを理解した上で、このプロジェクトを成功させる気持ちでなければ、避けたほうが良いでしょう。

先輩経営者からのアドバイス そもそも起業とは「自らの魂の叫びを具体化していく」ようなものです。友人から声をかけられて始めるようなものではありません。ご自身のやりたいことで起業するのならまだしも、そうでなければ、それを見つけるまで今の仕事に留まるべきでしょう。人生は貴方自身で切り開かなければ!

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