第5回お題
損益計算書が判ると経営がもっと楽しくなる(その2)!
~「箱のP/L」を使うと利益構造や戦略が簡単に判る~
〈解答〉
- (1)営業利益率は15%
何故ならば、売上100%-原価率30%-販管費率55%(8,250千円÷15,000千円)
従って15,000千円×15%=2,250千円 - (2)営業利益額が5%向上すると営業利益額は、2,250千円×105%=2,363千円
2,363千円が売上の15%となる場合の売上は、2,363千円÷15%=15,753千円 - (3)営業利益率は、100%-35%-55%=10%となる
15,000千円×10%=1,500千円 - (4)3,300円×5,000人=16,500千円
16,500千円×15%=2,475千円 - (5)元の客数は5,000人(15,000千円÷3,000円=5,000人)
従って客数5,500人、客単価3,300円
この場合の売上は5,500円×3,300円=18,150千円
18,150千円×15%=2,723千円
2,723千円÷2,250千円=121%・・・21%UP
〈まとめ〉
売上は全ての基準点となり、そこから食材原価や家賃、人件費、販促費やその他の経費を支払い、利益を生み出します。
経営は利益の最大化を求めるものですが、その為にも先ずは売上から・・・という訳です。
頭の体操の5番目のように売上を構成する指数がそれぞれ10%UPすると売上と利益は20%ずつUPするのです。
売上=客数×客単価×来店回数
売上の構成指数は上記の3つです。
つまり、全てが10%ずつUPした場合の売上げは30%UPすることになります。
1.0×1.0×1.0=1.0
↓
1.1×1.1×1.1=1.331
3,000円の客単価なら300円分のオススメを試みる、毎日の目標組数をあと1組増やしてみる・・・そんなことが基本的行動なのかもしれませんね。
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