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将来自分のお店を持ちたい人の「飲食店経営 Q&A」

飲食業界で働く方の多くが目標にする「独立開業」。独立すると決めてから実際経営に至る中で起こる問題を質疑応答形式でお答えします。

飲食業界で働く方の多くが目標にする「独立開業」。
独立すると決めてから実際経営に至る中で起こる問題を質疑応答形式でお答えします。

リストラで従業員を解雇したのですが…

業績不振からリストラが必要になりました。そこで、やる気がなかったり、指示に従わなかった従業員を「明日から来なくていい、クビだっ!」と解雇しました。もちろん退職金は支払えません。チームの士気にも関わるので当然のことだと思いますが、この解雇は問題でしょうか?(経営者 39才 男性)

従業員は労働基準法で守られていますので、簡単に解雇は出来ません。

この従業員のリストラのことを「整理解雇」と言いますが、
企業都合で解雇する場合は以下の「整理解雇の4要件」を満たすことが必要です。

双方感情的にならず冷静に。これまでの努力と貢献に対する感謝の気持ちを込めて誠意をもって交渉します。長引かないように短期間で決着。相手の尊厳を守りながら進めてください。

  1. 人員整理の必要性
    人員整理をしなくてはならない、経営上の理由が明確であること。
  2. 解雇回避義務の履行
    役員報酬のカット、希望退職者の募集、出向、配置転換、一時帰休など、解雇を回避するあらゆる手段を尽くしていること。
  3. 被解雇者選定の合理性
    解雇される人選基準が好き嫌い、給与所得者の上位から順番になど、 経営者の主観に左右されずに、合理的かつ公平であること。
  4. 解雇手続きの合理性
    解雇される対象者(または労働組合)と十分に協議し、整理解雇について納得を得る努力をしていること。

つまり、単純に店の業績が悪いだけでは解雇の正当性がなく、ましてや気に入らないからという理由で意図的に解雇するのはもってのほかです。現状では、人的整理もやむなしと納得するように進めることが大切です。今回の案件は、従業員サイドから「不当解雇」だと申し立てられてもおかしくありません。その場合はもちろん解雇できません。また、訴訟された場合は相応の金額支払いが必要になります。今後は乱暴な解雇はやめましょう。

双方感情的にならず冷静に。これまでの努力と貢献に対する感謝の気持ちを込めて誠意をもって交渉します。長引かないように短期間で決着。相手の尊厳を守りながら進めてください。

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