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将来自分のお店を持ちたい人の「飲食店経営 Q&A」

飲食業界で働く方の多くが目標にする「独立開業」。独立すると決めてから実際経営に至る中で起こる問題を質疑応答形式でお答えします。

飲食業界で働く方の多くが目標にする「独立開業」。
独立すると決めてから実際経営に至る中で起こる問題を質疑応答形式でお答えします。

オープン告知のために割引キャンペーンを予定しています。実施の注意点は?

客単価3,500円程度の居酒屋の開業準備中です。オープン記念と認知度アップを狙い、ビール300円(通常600円)の半額セールを予定しています。実施にあたり注意すべきことはありますか?(居酒屋オーナー/45才/男性)

オープン時の割引キャンペーンはNG、
来店客に次回再来店促進のクーポン券配布を!

開業時には店頭での客引きやファサードの賑やかし(お祝いのお花)などで、ある程度の集客は見込めます。また、まだアルバイトの教育が十分でない時期に、多くのお客様で混雑しても良い評価を得られない可能性は極めて高いです。そして「安さ」に惹かれて来店するお客様は、実際はなかなかリピートしてくれません。また、最初のお客様が次回来店する確率は50%、2回目来店客が3回目に来店する確率は80%と言われており、2回目の来店をどのように確保するかが勝負です。

開業後3週間くらいすると、オープン景気も収まり、広告費をかけて集客する時期がやってくることもあります。その際は、費用対効果を鑑み、その広告でどのくらいのお客様を集めることができるか、いくら利益を確保できるかを計算してください。割高な広告費はペイしないことも多々ありますので。

そこで、以下のようなクーポン配布はいかがでしょうか? 「次回来店時に使える1,000円の食事券プレゼント」 オープン間際の値引きを極力低く抑える代わりに、次回利用できる食事券の割引率をあえて高く設定しています。客単価3,000~3,500円程度の業態であれば、500円くらいが本来の割引額ですから、その倍の割引となります。今後の常連客作りのためにも、二度と来ないかもしれないお客様よりも3回目の来店確率の高いお客様にアプローチした方が良いと考えます。そのため、2回目の来店のインセンティブとなるこの食事券作戦が有効なのです。

なお、アルコールの割引は特に注意が必要です。安価に飲めるからとその時だけ「お料理には興味のないただの飲兵衛」が集まってしまうこともあるからです。その方々は通常価格では来店しないと考えられます。

開業後3週間くらいすると、オープン景気も収まり、広告費をかけて集客する時期がやってくることもあります。その際は、費用対効果を鑑み、その広告でどのくらいのお客様を集めることができるか、いくら利益を確保できるかを計算してください。割高な広告費はペイしないことも多々ありますので。

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