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将来自分のお店を持ちたい人の「飲食店経営 Q&A」

飲食業界で働く方の多くが目標にする「独立開業」。独立すると決めてから実際経営に至る中で起こる問題を質疑応答形式でお答えします。

飲食業界で働く方の多くが目標にする「独立開業」。
独立すると決めてから実際経営に至る中で起こる問題を質疑応答形式でお答えします。

社長の無理難題に辟易しています。
このままここで働き続ける意味があるのでしょうか?

全国の店舗を飛び回る社長は、料理人としても経営者としても成功者といえます。しかし、暴君的振る舞いや無理難題を突きつけ「絶対服従」の様相です。社長に意見することは「クビ」を覚悟しなくてはと言われており、黙って働くしかないと先輩から釘を刺されました。しかし納得いきません。自分の意見を上申しても良いのでしょうか?(開業の夢あり/24才/入社3年目/男性)

「人間万事塞翁が馬(じんかんばんじさいおうがうま)」
この選択は必然であり、その悩みも将来に生きるはずです。

あなたが自ら選択した結果、今その会社で働いているはずです。いいことも悪いこともあるのが人生です。ましてやまだ、働いて3年目。これから様々な試練が待ち受けています。そう思うと、今の環境は自己研鑽に役立っているかもしれません。「人間万事塞翁が馬」とは、人生における幸不幸は予測しがたいということ。幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかわからないのだから、安易に喜んだり悲しんだりするべきではないというたとえです。今のあなたの立場はまだ、幸か不幸かというようなどちらか限定的なものではないでしょう。そして、これからの人生のほんの第一ステージです。この気持ちを理解した上で、私は「社長に上申する/意見すること」をお薦めします。しかし、そのためには以下の3つが重要です。

  • (1)敬意を持って
    納得いかないとはいえ、あなたの社長です。ましてや成功者として自信も実績もあなたとは比べ物になりません。敵愾心ではなく敬意を持って対峙してください。
石の上にも三年という諺もあります。一方、現代社会は情報も選択肢も沢山あるので、無理にとどまり時間を無駄にしないという考え方も。どちらにせよ、後ろ向きな理由からどちらかを選択するのではなく、目的を持って能動的に選択することが重要です。
  • (2)利益ある提案を
    提案は具体的であること、そして、会社や働く人に利益をもたらすことが肝要です。利益とはお金だけではなく、働く人の気持ちに寄り添うものであっても良いでしょう。会社の成長のために提案するという姿勢が必要です。
  • (3)ロジカルに
    事実思考で、現実課題を明らかにして、その解決策として提案し、さらにその効果/予測を示さなければ受け入れてもらえません。推測や感情に翻弄されたような提案はやめましょう。

石の上にも三年という諺もあります。一方、現代社会は情報も選択肢も沢山あるので、無理にとどまり時間を無駄にしないという考え方も。どちらにせよ、後ろ向きな理由からどちらかを選択するのではなく、目的を持って能動的に選択することが重要です。

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