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おもてなしのモットー 幸せをあずかる仕事

PROFILE

Jun Hasegawa

1980年、千葉県生まれ。24才からイタリアンレストランで4年間、銀座のシーフードレストランで3年、羽田空港内のレストランで1年を経験。料理もサービスも垣根なくスキルアップを心がけ、29才でソムリエの資格を取得。2012年、「あもん はなれ」に入社。

2015年2月掲載

レストランでのささやかな「幸せ」を、チームでつくる。

 10代のころから愛読しているシリーズ小説「私立探偵スペンサー」の、エレガントに料理をつくるスペンサーの姿にあこがれ、この仕事を選んだ長谷川さん。
「でも、レストランの現場は小説とは違い、楽しさときびしさが混ざり合った世界でした(笑)」
 イタリアンやシーフードレストランを経験しながら、いつも考えていたことがある。それは「料理のスキルだけ磨いても意味がない」ということ。
「レストランである以上、料理の果たす役割は大きいとは思います。ただ、お客さまは美味しさだけを求めてご来店されるのではありません。人それぞれの利用目的やその日のストーリー立てがあります。それらを満たしていただくためには、さまざまな要素が関わっていくと思います。オーダーの取り方も、器選びひとつでも、ワインの注ぎ方も、それらを演出する大切な脇役だと思います。だから、仕事に垣根をもたず、料理でもサービスでも何でも貪欲に学んできたつもりです」
 29才のとき、ソムリエの資格も取得した。
 名古屋コーチン、神戸牛といった肉の素材を活かした料理を楽しめる非日常感の漂うカウンターでは、商談、カップル、夫婦の記念日など毎晩さまざまなストーリーが展開される。長谷川さんは、これまで培ってきたすべてのスキルを総動員して、お客さまのその日の「幸せ」に向かって全力で取り組んでいる。
「私ひとりでは何もできません。やはりチームでお客さまの求めるものを感じ取り、連携しながら仕事をしています」
 毎日がチャレンジ。求められていることを読み取り、サービスにつなげている。
「“うまいね!”のひとこと、帰られるときの表情や、また来店していただけたときは、本当にうれしいですね。私たちの仕事が間違っていなかったと実感できる瞬間です」

あもん はなれ
住所:東京都豊島区池袋2-48-2 ザ・バレル池袋1F
電話:03-5391-0081
時間:17:30~23:30(L.O.)
休日:日・祝日
交通:各線「池袋駅」より徒歩3分
  • 文:高木 正人
  • 写真:ボクダ 茂

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