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タイトル

第24回 バール ドンツッキ

2013.1.24
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間口は狭い。でも敷居は低く、楽しみ方の奥行きがある。

間口2メートル、うなぎの寝床のような奥行きの深い建物。それが「ドンツッキ」です。店長の小倉重司さんと対比してみても、かわいらしくユニークな建物であることがわかります。ちいさなお城みたいにも見えますね。

阿佐ヶ谷のスターロード商店街のつきあたり、T字路にぶつかるどん詰まりの場所に建っているというのもおもしろい。

「それで店名が『ドンツッキ』なんです(笑)。道行く人たちが、おもしろそうに写メ撮ったりしていますよ」

間口は狭いけど、敷居は低く、気軽に入りやすいお店です。

1階にカウンター席とキッチン。2階にはテーブル席とカウンター席、それにスターロードを見下ろす特等席もあります。実際に中に入ってみると、意外とゆったりと落ち着く空間なのでした。

そして、おもしろいものを発見!

店内3ヶ所にモニターが設置されていて、料理ができていくシーンが生中継されているのです。

あっ、じぶんがオーダーした生パスタがフライパンで仕上げの段階だ、楽しみだね~♪ みたいな会話で盛り上がりそう。

2階に料理を運ぶのも、料理用エレベータなどは使わず、階段を上り下りしてスタッフが運んでくれます。

「建物の楽しさと同時に、私たちスタッフももっとパワーアップして、空間と人の魅力でお客様をお迎えしていきたいですね!」

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地域に愛されるためには、私たちが地域を好きでいないとね。

現在のチーム「ドンツッキ」は総勢4名。

「キッチンの職人派、鈴木篤シェフとがんばり屋の野原裕司。しっかりものでいつも助けられているソムリエの春田沙哉子、それぞれ個性派の集まりです。一応ポジションはありますけど、仕事に垣根をつくらず、クラブ活動みたいな楽しさと連携をもちながら全員守備、全員攻撃みたいなチームを目指しているんですよ」

チームリーダーの小倉さんは、とにかく判断が早く、すぐに行動する人。

ワインをお願いしたときも、するする~と階段を下り、ワインセラーからおすすめボトルを運んできて、丁寧にグラスへと注いでくれました。その身のこなしがしなやかで、とても早いのです。

キリリと冷えたワインを早く飲みたい! なんていう人にはうれしいサービスですよね。

考えてから動くというより、考えと行動の回路が直結している感じです。そのぐらいのスピード感でチームを引っ張っているのですね。

スタッフのみなさん、中央線沿線に愛着をもち、阿佐ヶ谷の町並みも大好き。スターロード商店街のお祭りやイベントにも積極的に参加しています。

「地域に愛されるためには、私たちが地域を好きでいないとね。お客さんのなかには、役者や漫画家をめざしている人などもいます。阿佐ヶ谷には、そういう文化的な側面もあるんですょ。阿佐ヶ谷に何代も住みつづけておられるご家族もいらっしゃいます。みなさんが元気に楽しくなれる店になれたらと思っています!」

お店はスターロード商店街のつきあたり。行き交う人々を望みながらワインを楽しめるふたり席が人気です。

料理の様子をモニター中継。「オーダーしたパスタがフライパンに乗ったぞ」なんて会話がはずみそうですね。

その日のおすすめが書かれた黒板メニュー。でも、相談すればいろいろアレンジしてくれるのです。

店舗情報
バール ドンツッキ
東京都杉並区阿佐ヶ谷北2-3-7
tel.03-5356-9095
営:17:00~翌3:00
休:月曜日
交:JR中央線阿佐ヶ谷駅徒歩3分
<予告>次回のリレーキーワードは?
「バールドンツッキ」ユニークな建物「ガラクッタ」

オープン3年めにしてさらに、チームのみなさんで、和気あいあいとお店づくりに励んでいる様子を伺うことができました。日々精進なのですね。さて、次回のお店は東高円寺のお店です。「うちの建物もユニークですが『ガラクッタ』さんも古民家を改装して和の風情あふれる空間。でも業態はイタリアンというユニークなお店ですょ。おすすめです」。ありがとうございます。それでは次回「ガラクッタ」さんでお会いしましょう。

文:高木 正人
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