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第65回 ホーボーズ

第65回ホーボーズ

2014.11.6
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公民館のような地域に根ざした店に向かって。

公民館のような地域に根ざした店に向かって。

コンセプトが「公民館的酒場」。公民館というと絵本の朗読会などの「学びの場」であり、音楽会などの「いこいの場」であり、おしゃべり懇談会みたいな「ふれあいの場」をイメージします。

飲食をとおして、公民館的に人々が集う場所。それが「ホーボーズ」ということでしょうか。

「そうですね。老若男女、誰でもOK!そんな店でありたいと思っています。オープンして5年になりますが、おかげさまで素晴らしいお客さまに支えられて、みなさん礼儀とか酒場のルールとかを守っていただき、ほんとに公民館のような地域に根ざした店に向かって、毎日仕事に励んでいます」と、店主の三木渉さん。

三木さんの大好きなブルースバンド「モアリズム」によるライブも開催されます。

メンバーからの紹介を受けて、新しいミュージシャンのライブも年に何度か行われるようになりました。

人と人がつながっていく。まさに、飲食店の醍醐味ですよね!

新所沢駅周辺は、古くて新しい住宅街。歩道も広く整備されて、とても歩きやすい街でした。飲食店も多くあり、地元のお酒大好きグルメたちがあちこちの店を回遊します。そのひとつが「ホーボーズ」というわけですね。

地域の店主たちの交流も盛んで、駅前のショッピングモールのスペースを借りて、東北の復興支援と募金をテーマに「ツナゲル」というタイトルの飲食祭りを行ったことも。

「微力ではありますが、飲食をとおして自分たちにできることがあれば、という想いでみんなでコラボしたんですょ」

その時、その時代に、自分たちができることを誠実に、しかも楽しくやっていこう。そうした三木さんたちの想いがカタチになり、発信されています。

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アート、音楽、イベントが人と人をつなぐ。

アート、音楽、イベントが人と人をつなぐ。

ずらりと並ぶ本格焼酎ボトル。魔王、佐藤、川越、青鹿毛……etc。蒼々たるラインナップですよね。

グラスでいただこうかと、メニューを見ると全銘柄オール500円!ロックでも、水割りでも、お湯割りでも、ソーダ割でも、大きなグラスで一杯500円。やすっ♪

「自分の足で仕入れたものを置いています。できるだけ品切れしないように心がけていますけど、どうしてもご用意できない日はご容赦ください。あと、高校時代の同級生が所沢で麦を育て、野老ゴールデンという地ビール(750円)をつくっているんですョ。おすすめです」

そのほか、メニューをのぞくと、ワインのグラス500円。果実酒どれでもグラス500円。名物となっている各種セイロ料理も500円。スペイン産生ハムも、唐揚げも、水餃子だって、500円。ハムカツなんて200円。やすっ♪

しかも、ノーチャージ!

「公民館がコンセプトですから(笑)。財布に気兼ねしないで、お好きなものを好きなだけ。ひとりでまったりでも、仲間とワイワイガヤガヤでも。そんなひとときを提供できたら、幸いです」

1階は、カウンターとテーブル席で、ダイニングバーとして、あるいはバルっぽく利用できます。

一方、2階はいきなり古民家風の和モダンな空間。ソファが並び、アコースティックギターや雑誌が並んで、さらにゆる~いひとときを過ごせそう。

アート、音楽、イベントが人と人をつないで、さらに盛り上がりをみせる「ホーボーズ」。

それを支えているのは、三木さんの「自分も楽しむから、みんなも楽しく!」という気持ちなのかもしれません。

おっと前回の「うちなぁたいむ」でも壁画を描いていたARAYANさんの絵画がここにも。濃厚なタッチで「らしさ」を表現。最近は、雑誌等にも活動の場を広げているそうです。

三木さんとの会話を楽しみながら、目の前に並ぶ本格焼酎ボトルから次の一杯をチョイス♪コースターにはお店のコンセプトをカタチにしたデザインが施されていました。

二階は別世界!ソファが並び、TVモニターがあり、アコギが飾ってある。女子会やママさん会でも利用されるそう。さまざまな使い方ができる、まさに公民館的空間。

店舗情報
ホーボーズ(Hobo's)
埼玉県所沢市緑町4-4-10
tel.04-2946-7718
営:18:00~翌3:00
休:月曜日
交:西武新宿線 新所沢駅徒歩5分
<予告>次回のリレーキーワードは?
「HOBO'S(ホーボーズ)」好きなビアバー「vivo! BEER+DINING BAR(ビーボ! ビア アンド ダイニングバー)」

サブカルチャーの匂いを放つ「ホーボーズ」、楽しかったです。「魔王」がグラス500円は、焼酎ファンにはたまりませんね。さて、次のお店をご紹介いただきました。「池袋の『vivo』は、ときどき寄るビアバーです。20種もの樽生ビールが飲めて、料理もおいしいですょ」。ありがとうございます。それでは次回、池袋のビアバー&ダイニング「vivo」さんでお会いしましょう。

文:高木 正人
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